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DSMという診断基準。

一人の人を、どの医師が診断しても、同じように診断がなされることを目的として作られたのが、うつ病を含む、あらゆる精神疾患の診断基準を定めた「DSM」というものが導入されました。DSMは、研究が進み、新しい分類が作られれば、随時改訂されることを前提に導入され、現在は「DSM-Iw-TR」が使われています。
うつ病に関しては、このDSMの導入を機に、それまでのさまざまな病名を一掃し(引っ越しうつ病、荷下ろしうつ病、etc.)、一定の症状がそろっていて、抗うつ薬が効きそうな程度に重症なうつ病を、「大うつ病と呼ぶことになりました。うつ病の抑うつ症状は、誰もがロごろ経験する憂うつ感と似たようなところがあります。
明確な基準がなければ、どこまでが日常的な憂うつ感で、どこからがうつ病による抑うつ症状かの判断に、精神科医によって違いが出る可能性もあります。
DSM導入以前よりも、一定の診断ができるようになり、うつ病の研究は進みました。しかし、以前より多くの人がうつ病と診断されるようになり、「こういう人も本当にうつ病なのだろうか?」といった、世間一般のうつ病イメージの混乱の端緒ともなったのです。
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うつ病の原因は?

うつ病はどうしてなるのでしょうか。うつ病の原因について
は、脳神経細胞間の伝達物質であるセロトニンやノルアドネナリンが不足するため、信号伝達にブレーキがかかって起こると言われています。この不足している物質がストレスとなります。
特に感受性の高い人は、わずかなストレスで発症するが、いくらストレスに抵抗力を持つ人でも、強いストレスであれば発症することがあります。ストレスを受けると、脳は2種類の反応を示します。
1つは、交感神経系の緊張である。交感神経が緊張すると、脳から自律神経を介して、アドレナリンが分泌され、心臓の動惇がして、息が荒くなる、目が大きく見閥かれるなどの身体的変化が生じます。この交感神経緊張状態は、危険にさらされた時などに引き起こされるのです。
もう一つの反応は、もっと長期に生じるホルモンの変化で、「視床下部l下垂体l副腎皮質(HPA)系」の反応です。視床下部とは、脳幹部に存在する「間脳」の一部で、下垂体に働くホルモン(この場合はCRF)を放出します。
この発症サイクルをどこかで断ち切れば、つまりストレスを逃してやればうつ病にはなりません。それが切れるかどうかは、その人の生活習慣と体質的素質に左右されます。

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